北へ

1月31日 北へ北へ.

Reykjavik --(バス)--> Akureyri

今日は朝のバスでアイスランド第2の都市アクレリに向かう.レンタカーの返 却期限は今日の夕方なので,朝,リーにBSIターミナルまで車で送ってもらう. 仕事に行くロバートも一緒に送ってもらっていた.火曜日にアメリカに帰るリー とはここでさようなら.ロバートとはまた会えるだろうということでさよなら は言わなかった.でも結局これが最後になってしまったのだけど.

アクレリ行きのバスはさすがに大きかった.日本の普通のバスと変わらない大 きさ.ただ車高が異様に高くてスパイクタイヤを履いてはいたけど.途中で小 学生ぐらいの団体が乗って来て満席になってしまった.昨日の夜遅くて今朝早 かったせいか,すごく眠い.思わずバスの中で眠ってしまった.天気もあまり 良くなかったし.

定刻より少し遅れてバスはアクレリに着いた.ツーリストオフィスはがらんと している.アクレリは第2の都市とは言っても人口わずか14,000人.日本の田 舎町ぐらいの大きさだ.YHに向けて歩いて行く途中で川を渡る.すごく冷たそ う,でもレイキャビクの町中に川はなかったので(もちろんレイキャビクにも 川はあるんだけど,街外れを流れている),ちょっと新鮮な感じがして嬉しかっ た.YHは工事をしていた.工事をしているおじさんに泊まりたいんだけど,と 声をかけるとその人がオーナーだった.

「旅行してるの!?」と言われる.「この季節に! ...まあまあ部屋は空いてい るから」と言ってオーナーは案内してくれた.いいスーパーマーケットとカフェ を教えてくれた.そのスーパーマーケットは本当に安かった.レイキャビクに もこういう安売りのスーパーがあればいいのに.

2月1日 郵便バスに乗って最果てへ

Akureyri --(バス)--> Kopasker

とりあえず,一旦,アクレリを離れる.今日は北極圏まで間近のコウパスケー ルと言う村(北緯66.3度くらい)まで行く.朝7時30分のバスに乗らなければな らなかったので7時ぐらいに出発してバスターミナルまで歩いた.まだ真っ暗 だ.バスターミナルにはまだ僕の乗るバスはいなかった.YHのおじさんは「郵 便バス」と言っていたが,どんなバスなんだろう.7時半ごろ郵便局のマーク の入ったお兄さんが小さなバス(牽引車付)を運転して来た.そのお兄さんに 「コウパスケールまで行くバスに乗りたいんだけど」と言うとそのバスが目的 のバスらしい.乗客は僕一人だけだった.バスの後半分は郵便物やら生活必需 品であふれかえっていた.つまりこのバスはここからソウルスヘプンまでの間 約300kmの間に住んでる全ての人達のために荷物を運ぶ役割も持っているのだ. ここでは郵便が物理的なつながりの全てなのだ.そういえば,アイスランドの 郵便局?のテレビコマーシャルをよく見た.内容は,どこか田舎の家が通販で パソコンを買って,郵便局がそれを届ける,というような内容だった.別に大 した内容でないと言えばそれまでだが,妙に感動したのを覚えている.

今日,このバスも僕のためと言うよりこの郵便物と荷物のために走っている. 郵袋をどかっと投げるのってなんだか恰好良くて1回やってみたいなあとかも 思う.「人間の土地」の影響かな.暗くて良く見えなかったけれど道路の上は 雪がしっかりと積もっていて真っ白である.バスはそこを80km/hとか100km/h とかのスピードで走って行く.スパイクタイヤってすごい.

夜が明けるころ,フーサヴィークの町に着く.ガソリンスタンドで20分停車. この間に引っ張って来た牽引車(多分荷物がいっぱいつまってるのだろう)を切 り離す.なんだか日本で鉄道旅行してるみたいだ.でも日本では貨客混合列車 はとっくの昔に姿を消しているけど.ガソリンスタンドではコーヒーが無料で 飲めた.素晴らしい.アイスランド人はよくコーヒーを飲む.どこへ行っても コーヒーだけはある,って感じだ.

フーサヴィークからお客(?)がもう一人乗って来た.お客かどうかはちょっと 怪しい.運転手のお兄さんとすごく親しげに喋ってたから,もしかしたら郵便 局関係者かも.このもう一人の客のおじさんは,窓の外の景色についていろい ろ教えてくれた.コウパスケールで僕が降りるとき,「ここで働いてるのか?」 とか言われた.ここは漁村なので季節労働者がいっぱいいるのだろうか.外国 人労働者の多い職場というのは魚の加工工場とかである.いずれにせよ,まさ か旅行してるなんて思わなかったみたいだ.運転手に,明日同じバスでさらに ソウルスヘプンまで行くと伝えておく.


コウパスケールの集落の入口,吹雪

天気は最悪だった.吹雪である.とりあえず宿に荷物を置きに行く.前日に電 話で予約していたので宿のおばさんもあまり驚かなかった.でもこんな辺境の 地でこんな季節に宿が営業している事自体不思議である.おばさんはあまり英 語がわからないみたいだったが,親切にいろいろ教えてくれた.

あまりに暇だったからちょっと外に出てみたがすごい吹雪で立ってるのもしん どくてすぐに帰って来た.ああせっかくこんなとこまで来たのになんでこんな 天気なんだろう.北緯66度20分ぐらい.北極圏は目と鼻の先なのだから仕方な いと言えばそれまでだが.宿のすぐ隣にスーパーがあるのだけど,そこに行く までが一苦労だった.しょうがないのでお茶を飲みながら本を読んだりアイス ランド語の勉強をしたりしていた.こんなわけ分からないところにいる自分が ものすごく不思議だった.夜になると吹雪はますます凄まじくなり,窓からカ メラを出して外を写真に撮ってみたりしたが何も写らなかった.

2月2日 北の果てで郵便バスは今日も走る

Kopasker --(バス)--> Thorshofn --(バス)--> Akureyri


コウパスケールの郵便局

朝になると,空は明るかったが風は相変わらず強く吹き続けている.朝御飯を 適当に食べてパッキングをしてバスの時間を待つ.当り前だけど昨日着いた時 間(10時15分)にバスは来る.バスは郵便局に来るのでついでに郵便局でハガキ などを出す.こんなとんでもないところの消印が押してあるなんてとっても楽 しい.あちこちでいろんな人にハガキを出した.一回に2,3枚づつ.多分全部 で20枚くらい出したような気がする.よっぽどやることがなかったんだろうな. まあいいやそういうのも楽しい.

10時ごろ郵便局に電話がかかって来た,そのあと郵便局のおばさんが僕を呼ん で「事故があってバスが1時間ぐらい遅れる」ことを教えてくれた.昨日運転 手に言っておいてよかった.

1時間遅れてやって来たバスはバスではなくて普通のバンだった.運転手は昨 日と同じ.1時間遅れて来たことと何か関係があるのかどうかはわからない. けどとにかく今日はこれがバス代わりみたいだ.バンには郵袋や荷物がどっさ り乗ってて僕の乗るスペースはなさそうだったが運転手が一生懸命荷物を整理 してなんとか席を一人分空けてくれた.荷物の間に埋もれて僕は座った.こん な状態でも一応僕はバスの客なのでバスパスを見せて運転手が持ってる表にサ インする.この表を見るとこの路線で過去に誰がバスパスを使ったかがわかる のだけど,やはり冬に使ってる人はあまりいいない.でも,いるにはいるので ちょっと安心した.


バスの代わりにやってきた車

バスはコウパスケールからさらに北へと向かう.最北地点はフラウンハフナル タンゲ岬,北緯66.5度以上,もう北極圏は目と鼻の先だ.ラウファルヘプンの 町を過ぎ,終点のソウルスヘプンに着く.天気はあまり良くない.30分後にバ スは引き返すというのでその辺をちょっとぶらぶらした後,ガソリンスタンド でホットドッグを食べて時間をつぶす.ホットドッグはどこのガソリンスタン ドにもあっておそらくアイスランドで一番安い昼御飯だ.どこでも大体150ク ローナくらい.マクドのセットがこの国では800クローナくらいしていた.ち なみに喫茶店の飲物なども申し合わせたようにどこでも150クローナだった.

30分ののちバスは再び来た道を引き返す.荷物は大分減り,バス(?)はちょっ とだけ身軽になった.相変わらず重そうな雲が立ちこめてる.運転手のお兄ちゃ んが「こんな天気好き?」と聞いて来る.「天気はあまり好きじゃないけど, 何にもなくて山なんてすごく恰好よくて好きです」いや,本当に慣れてしまえ ばあまり感動はないんだけど,今こうして日本で写真を見てると,いやすごい とこだね,アイスランドって,って思えて来る.こんなに寂しくて美しいとこ なんて日本では想像できない.なんかちょっと恥ずかしがりやっぽいいい感じ の運転手だった.

バスは曇空の中をひたすら走り続け,前の日泊まったコウパスケールを過ぎ, 日が暮れるころフーサヴィークの町に着いた.ここでまた30分くらい休憩.無 料のコーヒーをのみながらアイスランドのテレビガイドを見てると,「Ally McBeal」(邦題は「アリーマイラブ)がアイスランドでも放送してるではないか. うーんやっぱりはやってるのかな.

フーサヴィークからはちゃんとしたバスになった.アクレリには予定通り6時 すぎに着いた.朝は1時間以上遅れてたのに大したものだ.運ちゃんがすごく とばしたからか?彼は朝7時半から12時間近い勤務だ.すごすぎる.走行距離往 復で約600km.ずっと一人で運転していた.それに加えて郵袋や荷物を積んだ り降ろしたり,お客を乗せたりしている.しかも昨日の今日と2日連続だ.尊 敬に値する.郵便局の人って恰好いいなとちょっと思ってしまった.そういえ ば彼は誇らしげに郵便局のマーク入りのトレーナーを着ていたなあ.日本の田 舎で郵政カブに乗って山の中の集落をめぐってる郵便局の人を思いだした.郵 便ってすごい制度だな,やっぱり.

YHに帰ってから,例の安いスーパーに買い出しに行くと,スーパーでさっきの 運ちゃんにばったりと会ってしまった.やっぱり郵便局のトレーナーを着ていた.

2月3日 小さな島の物語

Akureyri --(バス)--> --(フェリー)--> Hrisey --(フェリー)--> --(バス)--> Akureyri

朝,ミーヴァトン湖の方に行こうと思ってまだ暗い中をバスターミナルに向か う.バスはどうやら遅れて出発するようだ.暇なのでツーリストオフィスも兼 ねているバスターミナルの中に入って,受付のおじさんにいろいろと聞いた. どうやら明日ミーヴァトン湖の方に行くエクスカーションが出るらしい.バス パスを持っているとすごく安く行けるようなので,そっちに行くことにした. 定期バスで行くと向うで降りる時間もないしね.おまけにバスは1日1本だけだ から,バスを降りて次のバスを待つなんて芸当もとてもできやしない.

というわけで今日はフィヨルドの中にある島,Hrisey島に行くことにする.ア クレリはこのフィヨルドの一番奥にあるのだ.バスターミナルで船の時間と接 続しているバスの時間を聞く.バスはお昼ごろの出発だったので.それまで宿 に戻って朝御飯とお昼御飯を食べた.


フリゼイ島へのフェリー

12時30分のバスで港があるアウルスコウグスサンディまで行く.お客さんは僕 の他に2人ぐらい乗ってる.おかげで「ちゃんとしたバス」みたいだ.今日の 運転手はえらく慎重で30kmぐらいの距離を30分以上かかった.制限速度をちゃ んと守っているようだ.昨日と一昨日お世話になった運転手はどうもすごい無 茶をしていたみたいだ.

港に着くとフェリーは既に着いていた.湾の中を15分ぐらい行くだけの船だか らすごく小さい船だ.今僕が乗ってきたバスから例によって郵袋や荷物を積み かえる.お客は僕の他に3人ぐらい乗ってる.どう見ても地元の人だ.昨日の 郵便バスもそうだったけど,運んでいるのは人より荷物の方が圧倒的に多い. まあそんなものなのだろうか.琵琶湖の中にある沖島とかに行く船もこんな感 じなんだろうか.郵便物とかやっぱり積んじゃってたりするんだろうか.

15分程でフェリーは島に着く.風が強い.港からとりあえず町の方に歩いて行 く.道が狭くてなんだか日本みたいだ.町と港は島の南端にあるので町を抜け て北へ北へと歩いてみる.風は北から吹いて来る.寒いよう.半端じゃなくて 寒い.そりゃそうか,島の緯度はちょうど北緯66ぐらい.そりゃ寒いわ.風に 加えて雪まで降ってきて吹雪となる.ひー.前が見えないよ,寒いよ.引き返 すことにした.一体何しにきたんだ.まあいいか.町に戻った(北風だから戻 るのはすごく楽だった)けど,相変わらずの吹雪だ.

帰りの船まではまだまだ時間がある.どこかで時間をつぶさなきゃいけない. スーパーが開いていたので中に入って吹雪を逃れる.どこかやってる喫茶店と かないかなとか思ってスーパーのおじさんに聞いてみたがないみたい.でも 「ここにコーヒーがあるから休んでっていいよ」って言ってくれた.またもや 無料のコーヒー,しかも椅子とテーブルつき.すばらしい.


島の道路

フェリーの時間が近づいてきたので,スーパーを去り,港の方に歩く.天気は 少しずつ良くなってきた.またもや郵便局で手紙を出す.ここの消印も素敵だ な.港にいく前に島の南端をまわって東の方にいってみる.子供たちが遊んで いる.海の向こうに湾の東側の山が見える.空は夕焼けみたいな色をしている. とてつもなくきれいだった.こんな山と海を毎日見ているここのひとは幸せだ なあ.空の色もたまらない.濃紺の空と雪の山のコントラストがこんなにも美 しかったなんて.

フェリーは夕方5時に島を出る.もう日は暮れそうだ.船の中から見る島と向 こうの山もすごくきれいだった.海の色も素敵だった.ここはやっぱり北の海 なんだ.帰りの船の客は僕一人だった.例によって郵袋はいっぱい積んでたけ ど.さっき出した手紙があの中に入ってたら楽しいな,とか考えていた.

アウルスコウグスサンディの港に着くとアクレリ行きのバスは既に止まってい た.運転手が「早く乗れ」と言う風に手招きしている.さっきとは違う運転手 だ.僕と郵袋をいっぱい乗せるとバスは素早く動き出した.どうやらちょっと 定時より遅れているみたい.今度の運転手は昨日の人と同じようにすごいスピー ドを出す.さっきの運転手の方が普通じゃなかったのかな.今回は客は僕以外 に2人ぐらい乗ってる.でもみんなバス停でもないところで好き勝手に乗った り降りたりしている.僕もYHの前で降ろして欲しいと言ったらそうしてくれた. ただそのまえにバスは郵便局に寄ったんだけど.

夜YHで御飯を作っていたらドイツ人のカップルがいた.彼らもバスで旅行して いるみたいだ.女の人の方がレイキャビクの大学で学生をしているらしく,彼 女に会いに来たついでに一緒に旅行しているみたいだった.このドイツ人の男 の人とは後で会うことになるのでした.

2月4日 火山の国とヨーロッパの人

Akureyri --(バス)--> Godafoss --(バス)--> Myvatn --(バス)--> Akureyri


ゴウダフォスの滝

ミヴァトンに行くエクスカーションは朝9時にバスターミナル集合だった.ホ テルとかに寄りながら参加者を全員拾う.参加者は全部で7人.オランダ人の カップルと,ドイツ人の中年のカップルと,アメリカ人の男の人とスイス人の 女の人と僕.ヨーロッパの人は普通に英語を喋るのでやっぱりすごいと思う. ガイドのアイスランド人の人を含めて,ネイティブな英語喋る人はアメリカ人 の男の人一人だけなのに,まじでみんな普通に英語で会話している.

行った場所は,ゴウダフォスの滝,(「フォス」というのはアイスランド語で 「滝」と言う意味なのでちょっと変な感じがするけど),ミーヴァトン湖(再び 「ヴァトン」というのは「湖」という意味なのでこれも変な感じ),あとその 周辺の地熱地帯だ.地熱地帯は,ヨーロッパから来た人にとってはすごく面白 いのかもしれないけど,別に日本にもまあ似たようなところはいっぱいあるの でそんなに面白いわけじゃあない.でも人がとりあえず(冬だということもあっ て)ほとんどいないので,その点はすばらしい.あと温泉が吹き出してるとこ ろとかに,余計な柵とかがなくて,いくらでも近付けるのもうれしい.巨大な 地熱発電所のそばとかも通る.


ミーヴァトン湖の近くの浮世絵みたいな山

ガイドさんはアイスランドは発電は全て地熱と水力で賄ってて火力と原子力な どは一切使ってないことをすごく強調してたけど,アイスランドマウンテンバ イククラブのポールが言ってたことをちょっと思い出す.日本なんかに比べれ ば人口もはるかに少ないし,ましなんだろうけど,この国でも自然破壊は確実 に進んでるみたいだ.

アクレリに帰って来たのは夕方6時くらいだった.アメリカ人の男の人はレイ キャビクから日帰りで来てたので,空港に寄って,彼が最終の飛行機で帰って 行くのを見送った.

2月5日 だらだらするのも悪くない

Akureyri市内(主に徒歩)

バスパスが昨日で切れたので,アクレリの町でだらだらして過ごした.図書館 に行ったり,ハガキを書いたり,カフェに行ったり,読書したり,料理したり, なんだか自分がこの町に住んでるような気になって変な感じがした.

2月6日 今日もだらだら

Akureyri市内(主に徒歩)

今日もだらだらしてた.スキー場がやってたら行こうかと思ったが強風のため 休み.昨日と同じようにぶらぶらする.プールに行って少し泳いだ.本当にア イスランドで一番の暇潰しはプールに行くことだと思う.雪が降ってても楽し いし,ホットスポットは暖かいし,サウナもあるし,もちろん泳いで運動して も楽しい.

2月7日 明日は動こうか.(今日もだらだら)

Akureyri市内,スキー場など(主に徒歩,バス)

今日もだいぶだらだらした.コウパスケールに行ったときのバスの運転手にま た町中で出会った.やっぱり小さな町なんだ.夕方,スキー場に行って,クロ スカントリーのコースを何周かした.すごく疲れた,けれどアクレリの夕暮れ と夜景がすごくきれいだった.反対側の山がだんだん青くなって,真っ暗にな るまで,こんなにきれいでいいのかな.夕暮れの空は本当にきれいです.

2月8日 久しぶりの大都会

Akureyri --(バス)--> Reykjavik

いい加減,だらだらするのも飽きたので,今日のバスでレイキャビクに戻る. 前の日に言っておいたので,バスはYHの前に泊まってくれる.運転手は来ると きと同じ人だった.景色はすごくきれいで,でも天気は今一つで,おまけに寝 不足だったせいか,結構寝てしまった.まあ来るときと同じ道だしね.今日の バスは結構すいていた.

久しぶりのレイキャビクはなんだかとっても懐かしかった.YHに帰って(?), 再び手続きをする.ライアンとかロバートとかいるかなと思ったけど,いない. 夜,ご飯を食べたあとに髪の長いマイクに会った.彼は今はハフナルフィョル ドゥルのYHに滞在している.あとで聞くと,ロバートは急に労働許可が貰えた らしく,ビザをとるために急にアメリカに帰ったらしい.結局ロバートに会う ことはこの後なかった.