アイスランド旅行の情報

おことわり

以下の情報は私が旅行した当時(2000年1月〜2月)の経験に基づいています.現 在の事実と異なる部分があるかもしれません.

どうやってたどり着くか

アイスランド航空の飛行機をヨーロッパまたはアメリカから利用するのが一般 的.日本から行くのならコペンハーゲン乗り継ぎが一番便利だと思う.とりあ えず,僕が行った時期(2000年冬)にはアイスランド航空以外の定期便はなかっ た.ヨーロッパからフェリーもあるみたいだけれど,詳しいことはわからない. 航空券は日本で買うかヨーロッパまたはアメリカで買うことになる.

チケットを日本で事前に入手すると,アイスランド航空の正規割引料金を支払 うことになる.詳しくはアイスランド 航空のホームページを参照.アイスランド航空の日本支店でも購入できる けれど,HIS等の旅行代理店でも取り扱ってくれる.

コペンハーゲンでアイスランドまでの航空券を探した友達がいるけれど,日本 で買うのと値段的に大差はなかったみたい.しかもそのためにコペンハーゲン で数日つぶさねばならない.ヨーロッパ発のツアー等で格安なものを事前に探 しておくのがいいのかもしれないけれど,値段についてはよくわからない.一 方,アメリカからアイスランドの航空券は意外に安いようだ.アイスランド航 空のフライトはアメリカ東海岸の都市を中心にあり,値段は,アイスランドで 会ったアメリカ人に聞いた限りでは300ドル程度とかなり安いものだった.日 本からもアメリカの方が安いし,今度行くときは試して見ようかな.

ガイドブック

Lonely Planet の "Iceland, Greenland and the Faroe Island" がおそらく最高のガイドブック.アイスラ ンドで会った長期旅行者はかなりの確率でこの本を持っていた.ドイツ人も 「ドイツ語のよいガイドブックはない」と言ってこの本で旅行していた.日本 語のガイドブックとしては,「地球の歩き方 ヨーロッパ」に数ページの解説 があるのと,アイスランド航空が作成しているものなどがある.アイスランド 航空によるものは,日本語では最も詳しいガイドブックと思われる.アイスランド航空のホームページで 通信販売している.

アイスランド内の移動

バス

BSIというバスがアイスランド中を走って いる.おそらく最も手頃な交通手段.夏には数種類のバスパスが発売されるが, 冬には,冬期運行の全路線1週間有効のバスパスのみが発売されている.値段 は10,500クローネだった.安いのか高いのかはよくわからないが,元をとる のは比較的簡単.ただし冬期運行路線は非常に限られているので,アイスラン ド1周などは不可能.ヒッチするかレンタカーを借りるかするかしかない.

自転車

夏には比較的多くのサイクリストがいるようだ.空きがあればBSIのバスでも 運んでくれる(有料).一方,国内線の飛行機は全線無料で自転車を運んでくれ る.アイスランドでのサイクリングに関しては,アイスランドマウンテンバイククラブ (IFKH)の情報が多いに参考になる.

冬にはサイクリストは僕が見た限りではいなかった.レイキャビク周辺ならと もかく,冬のサイクリングは命に関わる行動になると思う.最も,天気がよく, 風が弱い日に日帰りのツーリングをするのは難しくはないと思う.特にレイ キャーネス半島や,ヘイマエイなどで日帰りツーリングを楽しむのは悪くない と思う.

飛行機

時間がないときは文明の利器,飛行機.国内線の飛行機は小さなプロペラ機な のでとっても楽しい.ヘイマエイからの帰りに乗ったが,何を勘違いしたか, 船とバスを乗り継ぐより安かった.何かの間違いだと今でも信じている.乗る 気がなくても試しに空港で値段を聞いてみる価値があるかもしれない.

お金

アイスランドの通貨はアイスランドクローネ(ISK).クレジットカードがほと んど全ての場所で使えるので現金はほとんど必要ない.クレジットカードが使 えなかったのは,ヘイマエイでのゲストハウスだけだった.その他の場所では まず普通に使えた.必要な現金は銀行で日本円のT/Cから両替して使っていた. 銀行でT/Cを現金に両替する際に手数料はとられないので,これが一番いい方 法だと思う.

言葉

アイスランドの公用語はアイスランド語.北欧の言語の中で最も古い形を保っ ているものらしい.13世紀から全く変わっていないという話もある.アイスラ ンド語の他にたいがいの場所で英語,デンマーク語が使える.っていうか中学 生ぐらいの子供でもちゃんと英語が通じるのがすごい.

宿泊

ほとんどYHを使った.冬期の値段は寝袋持参で一泊1000クローネ前後.ただし 冬期は閉鎖しているところが多い.詳しい情報は The Icelandic Youth Hostel Association で得ることができる.YHの他に安い宿泊施設はゲストハウス がある.値段は1500クローネぐらいから.夏だったらキャンプ場もあるので, もっと安く滞在可能だと思う.田舎に行けば夏冬問わず野宿可能だろうが,冬 の野宿には装備が必要だろう.

食べ物

自炊

ほとんどのYHで自炊ができる.キャンプをする場合も基本は自炊でしょう.ゲ ストハウスでも自炊できるところが結構ある.食材は町のスーパーなどで普通 に手に入る.野菜などの生鮮食料品は基本的に輸入なので高め.米やパスタの 値段は日本と変わらないか,少し安いぐらい.パンに関しては日本より安い. 自炊の場合,全体的に見ると食費は日本と同じくらいになると思う.

外食

あんまり(というかほとんど)外食しなかったので,よくわからないが,お昼ご はんならちゃんとしたレストランでもそんなに高くない.レイキャビクの旧市 街にある小さなレストランで1回お昼ご飯を食べたが,1,000クローネぐらいだっ た.マクドのセットが800クローネぐらいしていたので,マクドは行く価値 がないであろう.ただしレイキャビクのマクドはおそらく世界最北のマクドな ので,その点では行く価値があるかもしれない.

安く外食する方法は,ガソリンスタンドでホットドッグを食べること.だいた いどこでも150クローネ.ファーストフードを求めるならこれに限ると思う. またガソリンスタンドではコーヒーが無料で飲めることもあるので,最高であ る.

喫茶店での飲物はだいたいどこでも一杯150クローネだった.紅茶もあり,ハー ブティーもあり,コーヒーもある.少しお金を出せば簡単な食事もできる.パ ン屋に付いている喫茶店ではパンも食べれるのでお昼ご飯にはちょうどよいか も知れない.

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